Android端末に感染し、不正送金を行うウィルス「トロイの木馬」

エンターテインメント 話題
「Android.SmsBot.213.origin」の感染画面
「Android.SmsBot.213.origin」の感染画面 全 2 枚 拡大写真

株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は12月29日、2014年12月のモバイル脅威について発表した。12月も11月と同様に、Androidユーザにとってストレスの多い月になったとしている。12月は、Androidのファームウェアにマルウェアのコードを埋め込むタイプのトロイの木馬が複数発見された。たとえば、感染させたデバイスが受信するSMSに犯罪者が指定したテキストを追加する機能を持ち、様々な詐欺行為に使用されるバックドア「Android.Backdoor.126.origin」や、非常に幅広い機能を持つ「Android.Backdoor.130.origin」などが確認されている。

また、オンラインバンキングアカウントへのアクセスを犯罪者に与えてしまい。密かに送金を行う「Android.SmsBot.213.origin」は、ポピュラーなゲームを装って拡散され、ゲームは最終的にデバイス上にインストールされる。ユーザによってインストール、起動されるとマルウェア内に組み込まれたゲームのインストールを開始し、そのショートカットを削除した後、システムサービスとして動作する。なお、韓国のAndroidユーザに対する攻撃は12月も続いており、これまでと同様に悪意のあるプログラムのダウンロードリンクを含んだSMSスパムが配信されていた。

不正送金も行う多機能Androidトロイの木馬を複数検出--12月のモバイル脅威(Dr.WEB)

《吉澤 亨史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  4. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  5. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る