【マツダ アテンザ / CX-5 改良新型】足回りの改良で、人馬一体に“上質な走り”をプラス

自動車 ニューモデル 新型車
改良新型のマツダ CX-5(左)とアテンザ(右)
改良新型のマツダ CX-5(左)とアテンザ(右) 全 16 枚 拡大写真

マツダは『アテンザ』および『CX-5』の大幅改良モデルを、1月7日より発売する。先日開催された試乗会では、いくつかのパートについて、エンジニアやデザイナーが専門的なプレゼンテーションを行った。

【画像全16枚】

そのひとつ、ドライビングダイナミクスについての時間で、まずスクリーンに映し出されたのは、「人馬一体」だった。初代『ロードスター』の登場時にひんぱんに使われたフレーズだったので、ロードスターのコンセプトワードかと思っていたら、マツダのクルマ作りに一貫する考え方だった。

車両システム開発部操安性能開発部の老川隆氏が、そのあたりを解説してくれた。
「人馬一体には3つの要素があります。安全安心、走る歓び、充実感に満ちた生活、です。今回はそこに上質感をプラスしようと考えました。そのためにサスペンションをしなやかに動かし、連続的なクルマの動きと上質な乗り心地を目指しました」。

具体的には、フロントサスペンションのロアアームのブッシュを変更し、ダンパーは微低速域のフリクションを減らした。アテンザではイニシャルバルブ形状も一新している。一方のCX-5ではスプリング形状や、それを支えるシートの形状を変えてまで、動きのスムーズネスを追求した。

「リアはダンパーのピストン径を25mmから30mmにアップすることで、路面からの突き上げを丸めました。フリクションコントロールデバイスも採用しました。これは『デミオ』で初投入したものを継承しています」(老川氏)。

アテンザでは4WD追加もトピックだ。ここでも苦労があった。センタートンネルに後輪駆動用ドライブシャフトを入れようとすると、トンネルを塞ぐように装着するメンバーの幅が限られてしまう。そのまま削れば剛性が落ち振動が出る。そこで1枚ものだったメンバーを2枚張り合わせとして目標を達成したそうだ。

「開発は一般道でも行っています。ドイツではアウトバーンから田舎道まで走りましたし、研究所がある横浜でも首都高速道路の継ぎ目や国道15号線の荒れた舗装は評価基準になりました。公道での印象を広島に持ち帰って、熟成に役立てました」(老川氏)。

いつもの道をなにげなく流していても気持ちいい。そう感じさせる新世代マツダ車の走りは、細かい部分まで手を抜かず、公道での印象を大切にする開発姿勢の賜物なのだと痛感した。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『RX』大幅改良へ、新デザイン判明!…フロント刷新&内装進化
  2. ブリヂストン、新スタッドレス『ブリザック アイスピーク』9月1日発売、氷上・雪上性能&摩耗ライフ向上
  3. マツダ『RX-7』後継は2027年前後か、ロータリースポーツ復活に現実味
  4. 日産『ノート』フルモデルチェンジへ、日産復活の切り札となるか?…土曜ニュースランキング
  5. トヨタ・クラウン・クロスオーバー 改良新型、米国で先行発表…第5世代ハイブリッド新搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  2. FORVIA HELLA、12Vリチウムイオン電池パック発表…鉛蓄電池より約20%軽量化
  3. 2107馬力のハイパーEV、リマック『ネヴェーラR』に「ファウンダーズエディション」…特別な顧客向けの10台は発表前に完売
  4. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
  5. なぜ?テスラ・BYD・ハイブリッドを選ぶのか、日本の BEV ユーザーのリアル…国際経済研究所 小林浩氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る