とさでん交通207号の「金太郎塗り」復活…1月11日お披露目

鉄道 企業動向

とさでん交通は1月11日、200形電車207号「金太郎電車」のお披露目電車運行と撮影会を桟橋車庫(高知市、桟橋車庫前停留場に隣接)で行う。「金太郎の腹掛け」に似た先頭部の塗り分け(金太郎塗り)を、207号で復元する。

とさでん交通は高知市を中心とした地域で路面電車や路線バスを運営している運輸会社。土佐電気鉄道・高知県交通・土佐電ドリームサービス3社を経営統合して2014年10月1日に発足した。207号は1952年に製造された旧土佐電気鉄道200形電車の1両で、当時の都電6000形をプロトタイプとして登場した。

200形は一部の車両が冷房化されているものの、207号は非冷房で車体も更新されておらず、木張りの床が残るなど200形のオリジナルに近い状態となっている。いわゆる「チンチン音」を鳴らす信鈴と呼ばれる鈴も、音が鳴るように修復されている。

現在の207号はクリーム色に緑と赤の帯を巻いた塗色となっているが、このほど高知市内の路面電車開業111周年を記念し、「金太郎塗り」を採用した登場当時の塗装を復元することになった。お披露目電車の運行と撮影会はこれを記念して行われるもので、全体の開催時間は10時45分から12時50分までになる。

お披露目電車は111周年にあわせ、「1並び」の1月11日11時11分に桟橋車庫を発車。高知駅前停留場まで往復して桟橋車庫に戻り、11時50分頃から12時50分まで撮影会が行われる予定だ。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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