自工会池会長、トヨタのFCV特許無償提供「歓迎すべき動き」

自動車 ビジネス 企業動向
日本自動車工業会 池史彦 会長
日本自動車工業会 池史彦 会長 全 7 枚 拡大写真

日本自動車工業会の池史彦会長は1月6日、トヨタ自動車が保有する燃料電池車(FCV)関連特許を無償提供すると発表したことについて「非常に歓迎すべき動き」との考えを示した。池会長は同日都内で開かれた自動車工業団体賀詞交歓会で報道陣の囲み取材でコメントした。

池会長は「協調と競争の線を引くというのは実は非常に難しい。ただ個社の囲い込みだけではだんだん技術の広がりというか、車自体が車単体の時代ならばいいが、これからは車そのものもがインフラなどいろんなものにつながっていくので、通信や電気の規制、標準化みたいなものも必要になってくる。そうなるとやはり一緒にやらなければいけないところは出てくると思う」と指摘。

その上で「FCVを開発している会社がそれほど数多くないし、かといって将来を考えるとFCVはポテンシャルがあるので、それを広げるためにはある種、トヨタさんのやり方というのは特許をオープンにしながら、それに参加する会社を増やして母数を増やすということだと思うので、それは非常に歓迎すべき動きだと思う」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る