マイコンカーラリー全国大会が札幌で開催…ルネサス最後の協賛

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ルネサスエレクトロニクスが協賛する「ジャパンマイコンカーラリー2015 全国大会」が1月10日から新さっぽろアークシティ・サンピアザ「光の広場」(北海道札幌市)で開催される。

大会は、全国工業高等学校長協会、北海道工業高等学校長会が主催するもので、約2300台が参加し、全国12地区の予選大会を勝ち抜いた高校生の愛車計112台が参戦する。

「マイコンカーラリー」は、ルネサス製マイコンを搭載したロボットマシン「マイコンカー」の走行タイムを競う大会。参加者は、マイコンに組み込む独自の走行プログラムを作成して車体を組み立て、曲線やクランク、坂などを含む規定のコースを、自作マイコンカーで自律走行させる。

「ジャパンマイコンカーラリー大会」は、北海道の高校生の実習成果を発表する場として、1996年に札幌市で初めて開催した。1998年の第3回大会からは全国大会となり、参加校・人数が増え、過去19回で、累計約10万人が参加し、高校生が製作した約4万9000台のマイコンカーが出場した。高校生向けロボット競技大会としては国内最大規模の大会となる。

ルネサスは第1回ジャパンマイコンカーラリー大会から協賛し、マイコン搭載ボードの無償提供や、全国各地の教員向けマイコンカー講習会などの技術支援、ジャパンマイコンカーラリーの地区・全国大会の運営を支援してきた。

しかし、20回目の節目を迎える今大会を最後に、協賛を終了する。主催元が自律運営できる体制が構築され、若手エンジニアの育成に向けた一定の役目を終えたと判断したとしている。

同大会は来年度以降も、全国工業高等学校長協会を主催者として継続される予定。

《レスポンス編集部》

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