国際自転車競技連盟、アンチドーピング規則を強化…出場停止期間を延長

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UCIのブライアン・クックソン会長
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2015年1月1日に発効となった新たな世界アンチドーピング規則に対応するため、UCI(国際自転車競技連合)は独自のアンチドーピング規則の変更を行ったことを1月6日に発表した。

主な変更点は以下の通り。

・ドーピング容疑の捜査はこれまでの最長8年間に代わり、最長10年間に延長される。

・禁止薬物や禁止行為の使用、使用未遂や保有に対する最初の国際レベルでのADRV(アンチドーピング規則違反)に対し、4年間の出場停止処分(従来は2年間)を科す。これはステロイド、成長ホルモン、EPO、血液ドーピングなど、危険なドーピング薬物に適用される。

・国際レベルでのサンプル提供の拒否や、サンプル収集過程での逃避、証拠改ざん行為に対しては、4年間の出場禁止処分

・汚染された物質を摂取しドーピング陽性となった選手や、重大な過失が証明できない選手は、叱責から2年間の出場停止までのより軽度の処分を受けることになる。

・チーム内の2選手がADRVとなった場合、そのチームはUCI懲戒委員会によって定められた期間(15~45日間)、国際イベントへの出場停止処分を受ける。さらにチーム予算の5%の罰金を支払わなければならない。なお、3人の違反者がある場合、出場停止期間は15日間~12カ月間となる。

・競技外抜き打ち検査に使用される居所報告プログラムについては、選手は午前5時以降の任意の60分間でサンプル摂取時間を選択できる。12カ月間(従来は18カ月間)で3回の居所報告違反がある場合は、選手は処分を受けることになる。

さらにUCIアンチドーピング法廷を設立し、ドーピング裁判の迅速化、公平性、透明性をはかることも定めている。

UCIが新アンチドーピング規則を発表、出場停止期間は最長4年間に延長

《光石達哉@CycleStyle》

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