5日午前8時10分ごろ、新潟県新潟市西蒲区内の北陸自動車道上り線を乗用車が逆走。順走車と正面衝突する事故が起きた。この他にも逆走車を避けようとした6台の車両がガードレールなどと衝突していたことが判明。警察は逆走車の運転者から事情を聞いている。
新潟県警・高速隊によると、現場は新潟市西蒲区打越付近で片側2車線の直線区間。乗用車は現場約10km手前から逆走を開始したものとみられる。この間、逆走車を避けようとした順走車少なくとも6台が急ハンドルを切って路外に逸脱。ガードレールや中央分離帯に衝突や接触したものとみられる。一連の事故で3人が軽傷を負っていた。
逆走車を運転していたのは20歳代の男性で、事故直後の聴取に対しては「普通に走っていると思っていた」などと供述していた。逆走を開始したとされる地点で男性はクルマを側壁に衝突させる事故を起こしてスピン。この際にクルマの向きが逆になり、本人も頭部打撲で正常な判断力を失っていたものとみられる。
警察では男性からさらに事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。