KTC(京都機械工具、京都府久御山町)は、東京オートサロン2015で期間限定特別カラーの工具セットや90枚ギアのラチェットハンドルを展示。エンジニアを目指す専門学校生らが90枚ギアの滑らかさに触れ「すげえ!」を、限定色のグリーンに「この色いいね」を連発していた。
同社はことし20周年を迎えたフラッグシップモデル「ネプロス」のラインナップを並べて展示。そのなかには2月に発売されるショートハンドル版 NBR390FS(1万7800円)や、ロング版NBR390FL(2万3300円)なども先行展示されていた。
ラチェットの小型ヘッドとしては世界最多となる90枚のギアを採用したNBR390シリーズ。手にした学生は、カタカタカタと回転させてみると「うわっすんげえ滑らか。マジすっげえ」と驚いていたようす。「精密さと小気味よい操作感はほかに真似できない」とスタッフは伝えていた。
また同社は、4月20日までの期間限定で発売される特別色バージョン(赤・黒・緑)の新型両開きメタルケース(EK-1A・EK-10A、各2万8400円)も展示。同社マーケティング本部の四関繁樹氏は、「黒や赤といった工具ケースによくある色よりも、グリーンという斬新な色が評判いいようだ」と話していた。
「こうした工具の世界にもコレクターがいる」と四関氏。「限定モノなどは必ず2つ購入する人など、意外と少なくない」とも話していた。