幕張メッセで開催された「東京オートサロン2015」。イベントホールにあるイベントステージでは全日本選手権スーパーフォーミュラのトークショーが行なわれ、昨シーズン活躍した山本尚貴と国本雄資が出演。魅力を語った。
会場にはスーパーフォーミュラを毎戦現地で観戦しているという熱心なファンから今回初めてスーパーフォーミュラを知ったという来場者までおり、初めてという人でも分かりやすく2人がレースのことを紹介した。
例えばストレートスピードでは時速300kmオーバー。さらにフォーミュラカーの場合は高速でコーナーを曲がっていくため、ドライバーにかかる負担は最大で4G。体重が60kgだとすれば4倍にあたる240kgの負荷がかかりながらドライブしていることや、追い抜きのチャンスを増やすための「オーバーテイクシステム」というもの仕組みなど、専門的で知識が浅いファンには難しい話も、分かりやすく丁寧に解説していた。
途中からは2014年のスーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿、第2戦富士のレース映像も大型ビジョンで放映され、特に初めて観るという方は白熱した追い抜きバトルのシーンなどに釘づけになっていた。
山本は「スーパーフォーミュラは世界選手権ではないですけど、出場している選手は世界を相手に戦っている人が何人もいますし、車体やタイヤは全員が同じものを使用していて、本当にドライバーの技量が純粋に問われる素晴らしいカテゴリーですね」と語り、国本も「使っているマシンが皆同じなので、すごく接近しています。タイムアタックで1周4kmぐらいのコースを走っても1秒以内に10台ぐらいがひしめき合うくらいシビアです。」とそれぞれの視点から魅力を語った。
今シーズンは全7戦で開催。開幕戦は4月18・19日の鈴鹿サーキットとなる。