【東京オートサロン15】MT仕様はSTIからのラブコール…レヴォーグ S コンセプト

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スバル レヴォーグ Sコンセプト(東京オートサロン2015)
スバル レヴォーグ Sコンセプト(東京オートサロン2015) 全 13 枚 拡大写真

東京オートサロン2015、スバルブースに展示された『レヴォーグ S コンセプト』は、MT仕様を提供したいというSTIの、富士重工やファンに向けたラブコールという。

現在、レヴォーグにはマニュアルトランスミッションの設定がない。2.0リットル水平対向直噴ターボエンジンに、6速マニュアルミッションを組み合わせたコンセプトモデルを示すことで、市場の声を盛り上げて富士重工の協力を得たいというのがコンセプトモデルの狙いだ。

開発を担当するスバルテクニカルインターナショナル商品企画部の西村知己主査は「スバルの車もオートマチックモデルが多くなってきていますが、ユーザーからはマニュアルミッションの要望も多く、STIとしてもこうした車をやりたいと思っていました」と話す。

今回の出展に関して「具体的に”いつ出します”というモデルではなく、今後開発を進めていって、将来的に”やりたい!”といった我々の意思を示したモデルとなります」と狙いを話した。

市販化への課題について、西村氏は「現代の車は、アイサイトやVDCなど装備システムの塊なので、単純にエンジンとミッションを組み合わせればメーカー品質のコンプリートカーを出せる、というレベルではないのです」と説明する。

コンセプトカーを実現するために必要なものとして、西村氏は「やはり、STI独自で開発するのは相当にハードルが高いので、富士重工との共同開発が必要となります。具体的には、富士重工として直噴エンジンとマニュアルトランスミッションを組み合わたベース車両を作り、STIは、直噴エンジンをチューニングしてコンプリートカーに仕上げるといったカタチになると思います」と話した。

コンセプトモデルでは、STIが展開している他のSシリーズと同じような装備を奢っているが、その走り味について、西村氏「STIで言い続けている、誰がどこで乗っても、どんな条件の道を走っても、楽しく走れる車を目指しております。他のSシリーズと同様に、シットリとした乗り心地でありつつコーナーではしっかり粘り、高速道路でひたすらまっすぐ乗り続けても疲れない、それをレヴォーグで実現したいと考えています」と話した。

MT仕様の減少と電子デバイスの進化は、各チューニングメーカー共通の悩みのようで、「我々としても、いろいろと頑張ってはいます。こういったショーに展示することで、市場の声が盛り上がることに期待しております」と意気込みを示した。

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