マツダは1月13日、タイ・チョンブリ県に建設した新工場「Mazda Powertrain Manufacturing(Thailand)(MPMT)」で、トランスミッションの量産を開始したと発表した。
今回MPMTでは新型自動変速機「SKYACTIV-DRIVE」の量産を開始。40万基規模の年間生産能力を擁するMPMTの稼働により、マツダの「SKYACTIV-DRIVE」のグローバル年間生産能力は、防府工場のトランスミッション工場と合わせて約154万基となる。
MPMTで生産するトランスミッションは、タイのオートアライアンス(タイランド)を含むグローバル生産拠点で、新型『マツダ2(日本名:デミオ)』、新型『マツダ3(日本名:アクセラ)』や『CX-5』などに搭載される。
マツダは、2012年2月に発表した「構造改革プラン」の中で重要施策の一つとして掲げた「グローバル生産体制の再構築」を着実に推進しており、今回のMPMTでのトランスミッション量産開始もその一環。また、SKYACTIV技術を搭載した車両の導入も計画通り進めており、2016年3月期にはマツダ車に占めるSKYACTIV技術搭載車の比率が85%以上となる見通しだ。