豊田合成は、中国地域における技術開発機能を強化するため、上海市の「豊田合成(上海)管理(上海TG)」を2015年1月に移転・拡張したと発表した。
同社の中国地域における自動車部品事業は、上海市、天津市、張家港市、福州市、佛山市および台湾に計10拠点を展開し、現地のトヨタ自動車などのカーメーカーにゴム・樹脂製品を供給している。
上海TGは、現地顧客のニーズに迅速に対応できる技術開発体制を構築することをねらいに、床面積が従来の約4倍となる実験エリアを有する事業所へ移転。内外装部品やエアバッグなどの製品やゴム・樹脂材料を評価する試験設備を導入した。
また、天津市と佛山市の分公司(支社)で製品設計に従事する人員も含め、技術員を3年後には現在の約1.5倍となる約50名にする計画だ。