【オートモーティブワールド15】ヴァレオ、サイトストリーム・カメラモニタリングシステムを日本初公開

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サイトストリーム・カメラモニタリングシステム
サイトストリーム・カメラモニタリングシステム 全 4 枚 拡大写真

ヴァレオは、日本初公開となるサイトストリーム・カメラモニタリングシステムと、レーザースキャナー「SCALA」とを搭載したデモカーを、1月14日から16日まで東京ビッグサイトにて開催される「オートモーティブワールド2015」の自動運転車特別展示エリアに出展する。

サイトストリーム・カメラモニタリングシステムは、従来のミラーに代わる新しいカメラシステム。車室内のバックミラーと、外のサイドミラーが取り付けられる位置にカメラを設置し、車室内のモニターにその映像を表示する。フレームレートの高い最新のメガピクセルイメージセンサを搭載することで、高速走行時においてもクリアで高画質な映像を実現。またトンネルの出口や夜間の視認性も大幅に向上した。

サイトストリームを搭載し、サイドミラーをなくすことで、スタイリングの自由度が高まることに加えて、車のエアロダイナミクスが良くなり、燃費削減が最高で1km当たり1.3グラム近く改善される。また、死角検知による運転支援システムと組み合わせることも可能。サイトストリームのディスプレイに情報を表示することで、ドアを開ける際に車やバイクを検知したり、ドライバーの車線変更や追い越しをサポートする。

ヴァレオは、ISO標準化プログラムの一環として欧州委員会による手続きを開始。EU規則では、2016年にミラーをカメラに置き換えることが認可される見込みだという。

レーザースキャナー「SCALA」は、車両周辺をスキャンし、車、バイク、歩行者、静止物である木や停止している車、ガードレールなどを検知する。このデータを基に障害物ごとに種類分けされた車両周辺マップを作成することで、車両や歩行者に対する緊急ブレーキ、自動回避等のアクティブセーフティー機能の向上、自動運転、自動駐車や渋滞時の自動追従などが可能になる。

レーザースキャナーによる障害物検知は、昼夜を問わず同等の性能を発揮し、高速道路での走行にも、駐車場などでの低速での走行にも対応。欧州の新車アセスメントプログラム(ユーロNCAP)の評価項目に2014年に加わった自動ブレーキシステムの基となる検知システムとして、レーザースキャナーは大きな威力を発揮する。

《纐纈敏也@DAYS》

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