【デトロイトモーターショー15】グローバルでの飛躍を示唆したインフィニティ Q60 のアンヴェール

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【デトロイトモーターショー15】グローバルでの飛躍を示唆したインフィニティ Q60 のアンヴェール
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2014年1月13日、デトロイトモーターショーにおいて日産の高級車ブランド・インフィニティは『Q60コンセプト』のワールドプレミアをおこなった。

「インフィニティはどのようなデザインを行うのか? それは刺激的であり、前衛や気持ちの良さがバランスされたもの。テクノロジーにおいては、独創的であり人とクルマの関係がより近くなるものだ」と、インフィニティ・ブランドのシニア・バイス・プレジデントでありチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務める中村史郎氏は語る。

中村氏は、この日にアンヴェールされたQ60コンセプトは、これまでのコンセプトモデルの延長にあると説明した。これまでのコンセプトとは、2013年のフランクフルトモーターショーで発表された『Q30コンセプト』や2014年のパリでの『Q80コンセプト』、のPlayStation3用ゲームソフト『グランツーリスモ6』における『インフィニティ コンセプト ビジョン グランツーリスモ』などが該当する。これらのデザインは、アメリカのサンディエゴ、英国のロンドン、中国の北京、日本の東京にあるインフィニティのデザイン・スタジオが、それぞれの地域の空気感を反映しながら作られたという。

「Q60はアメリカ市場において特別なヒーローになるはずだ」と、インフィニティのプレジデントであるローランド・クルーガー氏は、Q60への期待を述べる。しかし、インフィニティは、これまでの主戦場であったアメリカだけでなく、中国などのグローバル市場での飛躍も考えているという。つまり、Q30やQ80、Q60を世界各地のデザイン・スタジオで作り上げるのには、プレミアム・ブランドとしてグローバルで活躍するコンペティターになりたいという狙いが潜んでいたというわけだ。

「象徴的なフロント・フェイスと、ユニークなコントラスを生むサーフェイスを備えた、Q60コンセプトを紹介しよう!」と中村氏の言葉の後、世界各地から訪れたメディアの前でQ60コンセプトはアンヴェールされた。

2015年中の発売が予定されるQ30。Q60の市販化は、それにわずかに遅れるだけだという。さらに、Q60コンセプトと市販モデルの差は非常に少ないとクルーガー氏は説明した。

《鈴木ケンイチ》

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