日立マクセルは、新たに薄型機器の搭載に適した厚さ0.4mmのシート状リチウムイオン電池を開発し、サンプル出荷を開始した。
シート状ラミネート電池は、独自のゲル化技術により、高い安全性を確保した。
また、同社では、小型高出力角形電池の量産開始し、ウェアラブル機器の使用に適したリチウムイオン電池製品を拡充する。
小型角形リチウムイオン電池は、高容量LCO-NCM系正極の採用と、電解液やセパレータの改良によって高出力特性を実現するとともに、寿命特性、安全性、温度特性などの電池性能の向上を図った。
今後、マクセル独自のシリコン系負極を用いた高容量技術を適用し、エネルギー密度を高めていく予定。