本田技研工業は、新型50cc原付スクーター『タクト』および『タクト ベーシック』を1月23日から発売すると発表した。価格はタクトが17万2800円、タクト ベーシックが15万9840円。
新型タクトは、幅広いユーザーが手軽に扱え、高い機動性と経済性を備えた「ニュースタンダードスクーター」を目指し、『ダンク』に採用された49cc水冷単気筒OHCエンジン「eSP」を搭載。30km/h定地走行テスト値では80.0km/リットル、WMTCモードでは56.4km/リットルの燃費性能を誇る。
スタイルは、シンプルかつ落ち着いたフォルムで「安心感」を表現。曲面を基調に厚みのある立体的なデザインで親しみやすさを表現した。
発売にあたって、ホンダモーターサイクルジャパン(HMJ)の加藤千明代表取締役社長は、「タクトは1980年の初代発売以来、原付のベンチマークとして、市場を牽引してきたモデルだ。今回は最新技術の搭載とともに、原点に返る意味を込めて、16年振りにタクトのネーミングを復活させた」とコメント。
続けて「タクトは通勤や通学、買い物の手段としてユーザーの利便性に焦点を当てたモデルだ。2014年に発売した若者向けのダンクとともに、潜在需要の引き起こしと新需要の創出をはかり、やがては二輪業界の活性化につなげていきたい」(加藤社長)と述べた。