あの日から20年…都市再生のあゆみ、未来への警告を伝える特番

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ドラマ『二十歳と一匹』
ドラマ『二十歳と一匹』 全 8 枚 拡大写真

 1月17日は、阪神・淡路大震災から20年という節目の日となる。NHKは総合テレビで、17日から18日にかけて、被災地の今の姿や復興に向かってきた人々の思いを伝え、残された課題を検証する番組を放送する。

 NHKスペシャル『シリーズ阪神・淡路大震災20年』は、17日と18日のそれぞれ午後9時から放送される。第1回の17日では、「大都市再生 20年の模索」のタイトルで、崩壊した都市をどう再生させていくのか、そして都市を崩壊させる大地震にどう備えるのか、巨大都市・神戸再生20年の模索を描き出すとともに、その教訓を伝える。

 第2回の18日は「都市直下地震 20年目の警告」のタイトルで、都市直下地震を引き起こす「活断層」の脅威に挑んできた科学者たちに注目する。科学者たちは危険性のある断層を全国で110本特定し、次の地震が起きる予測確率もはじき出したが、直下型地震を予知するのは未だ難しいのが現実。科学者たちの挑戦の行方と、私たちの備え方を探る。

 20年目に地震が起きた17日の午前5時46分からは『5時46分 思いつないで』が放送され、犠牲者への慰霊と鎮魂の祈りを捧げる様子を映す。キーステーションとして、多くの人が訪れる神戸市中央区の東遊園地が選ばれている。

 17日の午前10時からは、『あの日を胸に“生きる”』のタイトルで、NHK神戸放送局のスタジオから生放送が始まる。映像記録も参照しながら、三宮・東遊園地や神戸の小学校、長田の商店街などを中継で結び、震災後の人々の姿と、“震災から生まれたもの”を伝える。

 17日の午後7時30分からは、『阪神・淡路大震災20年ドラマ 二十歳と一匹』が放送される。失職を機に偶然行き合った災害救助犬のNPOに就職した若者と、“アホ犬”と呼ばれている災害救助犬の絆を描くドラマ。震災で両親を失った幼子が、20年後に青年となって切りひらく未来とは何か。いろいろな人の思いを背負いながら一歩を踏み出す青年の姿を描く。主演は菅田将暉、脇を本田博太郎、桐山照史、足立梨花、高橋努、堀内正美、風吹ジュン、小林薫らが固める。

 これらのほかにも、『あの日を胸に“生きる”』をテーマに、震災から今までのドキュメントや、当日の慰霊の模様の中継など、震災に関わる番組の予定が組まれている。番組の詳しい情報は、NHKの公式サイトで確認できる。

阪神・淡路大震災から20年…NHK、ドキュメントやドラマで人々の想い伝える

《尚@RBB TODAY》

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