ジャパンシステム、高精度施設案内サービスを可能とする屋内LBS領域に進出

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ジャパンシステムは1月16日、屋内地図システムと屋内測位を利用し、高精度施設案内サービス等を可能にする「Indoor Location-based Service(屋内LBS)」領域へ進出すると発表した。

同社はスタートアップとして、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催のための環境整備に向け、国土交通省「東京駅周辺高精度測位社会プロジェクト検討会」が実施する「高精度測位社会の実現に向けた東京駅周辺における実証実験」(2015年1月下旬予定)に協力団体として参画し、地磁気測位に関する実証実験を行う。

屋内LBSは、「エレベータだけで移動できるバリアフリー経路案内」や「外国人向けの多言語による店舗案内」といった高精度な施設情報案内サービス等を可能にするもので、駅構内、空港、地下街、公共施設など、様々な施設での利用が見込まれている。屋内LBSには、屋内地図システム技術と、Wi-FiやBLE(Bluetooth Low Energy)、地磁気などを利用した屋内測位が必要。同社は施設磁場情報を活用するため機器を新しく設置する必要がなく、Wi-Fi測位などと比較して低コストに屋内測位環境の実現が期待できる地磁気の測位に着目した。

同社はこれまで、グローバルで2万5000か所以上の屋内地図を保有する日本マイセロと共に、日本国内における屋内LBSについての技術連携等を検討。今回の実証実験では、世界で初めて、国土交通省「東京駅周辺高精度測位社会プロジェクト検討会」の持つ屋内地図データをもとに、東京駅周辺で地磁気測位が利用できる施設特性(鉄道影響、吹き抜け空間、柱が多い施設等)の検証を行う。

また、マイセロの高精度屋内地図システムと地磁気測位の連携、マイセロが提供する経路案内、検索機能などと連携し、屋内LBSの機能検証を行う。

《成瀬雄太@DAYS》

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