【ダカール15】日野2号車総合17位、1号車が31位でいよいよ最終日へ…第12ステージ

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2号車菅原照仁/杉浦博之組
2号車菅原照仁/杉浦博之組 全 5 枚 拡大写真

ダカールラリー2015は、16日にアルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンド~ロサリオ間で298kmの競技を実施。ラリーは最終ビバーク地のロサリオに到着した。SS前後の移動区間が長いため、この日の行程は合計1024kmもあり、参加者にとっては最後の我慢の一日となった。

まずテルマスから248kmの移動区間で南下し、シエラ・コルドバの山麓部でSSを実施。その後コルドバ近郊から再び478kmの移動区間でロサリオへ至るというもので、SSは山間地を行くグラベルのピスト(未舗装路)が中心。難易度は高くないが、コースオフすれば車両のダメージは免れない。注意の必要なステージだった。

日野チームスガワラの2台の日野『レンジャー』はこの区間を慎重かつ果敢に走破。2号車菅原照仁/杉浦博之組がトラック部門総合29位/排気量10リットル未満クラス1位、1号車菅原義正/若林葉子/羽村勝美組も慎重な走りで総合42位/クラス5位の成績を挙げた。

この結果により累積順位は2号車が総合17位、1号車が31位とした。排気量10リットル未満クラスでは2位の1号車が3位のA・カビーニ組(メルセデス・ベンツ・ウニモグ)に若干差を詰められたが、依然25時間19分38秒ものタイム差をつけており、クラストップの2号車とともに引き続きクラスワン・ツーのポジションを堅持することになった。

ロサリオのビバークは市内の有名な競馬場「ポロクラブ」で長円形のコースの内側にビバーク地が設営されている。2台の日野レンジャーは2号車が16時17分、1号車も17時10分にSSをフィニッシュしたことが確認されているが、20時半の時点ではともに未着。ビバークでは最後の点検整備作業を入念に行うべく、メカニックたちが待機している。

メカニックサブリーダーの末永健司は「今日は最後の整備なので全体を念入りにチェックします。販社のメカニックたちは実際にクルマを触る機会もこれが最後になりますので、各自が思いを込めて作業すると思います」と語った。

メカニックの益田崇史は「最初は不安で一杯でしたが、始まったらあっという間でした。無事にここまでこられて嬉しい。自分にとってダカールは夢だったので、明日ゴールすることで夢がかなう気持ちです」と語っている。

17日にブエノスアイレスのゴールへと向かう行程は途中で174kmの競技が予定されている。内容はフラットな農道が中心だった4日のSSを逆走するもので距離が短く、難易度も低いため基本的に大きな順位変動は考えにくいが、ダカールラリーでは最後まで何が起きるか分からない。チームは一層気持ちを引き締めて最終日に臨む。

《成瀬雄太@DAYS》

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