日本信号は1月20日、三菱重工業からブラジル・サンパウロ地下鉄6号線の信号システムを受注したと発表した。
6号線は、サンパウロの中心部から北西部の人口密集地に延びる全長15km・15駅の路線。オーデブレヒト・ケイロスガルバオン・UTC各社で構成されるムーブ・サンパウロが、サンパウロ州政府から25年間の地下鉄建設・運営の事業権を取得している。三菱重工は6号線に導入する全自動無人運転システム(APM)の建設プロジェクトを、ムーブ・サンパウロから受注した。
日本信号は6号線の信号システムを担当し、運行管理装置や電子連動装置、自動列車防護装置などを納入する予定。このうち自動列車防護装置は無線による列車制御システム(CBTC)が採用されることになっており、日本信号が開発したCBTC「SPARCS」を納入する。