【デトロイトモーターショー15】VW の中型SUVコンセプト、クロスクーペ GTE…北米戦略の重要車
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フォルクスワーゲンの2014年の米国新車販売台数は、55万2720台。前年比は2.9%のマイナスと、主要自動車メーカーの中では、フォードモーターとフォルクスワーゲンの2社だけが、前年割れとなった。
販売が落ち込んだ原因のひとつが、米国市場で人気の高いSUVのラインナップ不足。フォルクスワーゲンの米国でのSUVの選択肢は、小型SUVの『ティグアン』と大型SUVの『トゥアレグ』。量販が見込める中型SUVが、存在しない。
そこで、フォルクスワーゲンは、北米向けの中型SUVの開発を急ピッチで進行中。デトロイトモーターショー15で初公開されたクロスクーペGTEは、フォルクスワーゲンが2016年内、北米市場に投入を予定している新型SUVを示唆したコンセプトカーとなる。
フォルクスワーゲンは、「クロスクーペGTの市販版の生産は、米国テネシー州のチャタヌーガ工場で行う。車台は、最新のMQBがベース」とコメントしている。
《森脇稔》