【デトロイトモーターショー15】VW の中型SUVコンセプト、クロスクーペ GTE…北米戦略の重要車

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フォルクスワーゲン クロスクーペ GTE(デトロイトモーターショー15)
フォルクスワーゲン クロスクーペ GTE(デトロイトモーターショー15) 全 13 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンが2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15で初公開したコンセプトカー、『クロスクーペGTE』。同車は、フォルクスワーゲンの北米戦略を担う重要モデルとなる。

フォルクスワーゲンの2014年の米国新車販売台数は、55万2720台。前年比は2.9%のマイナスと、主要自動車メーカーの中では、フォードモーターとフォルクスワーゲンの2社だけが、前年割れとなった。

販売が落ち込んだ原因のひとつが、米国市場で人気の高いSUVのラインナップ不足。フォルクスワーゲンの米国でのSUVの選択肢は、小型SUVの『ティグアン』と大型SUVの『トゥアレグ』。量販が見込める中型SUVが、存在しない。

そこで、フォルクスワーゲンは、北米向けの中型SUVの開発を急ピッチで進行中。デトロイトモーターショー15で初公開されたクロスクーペGTEは、フォルクスワーゲンが2016年内、北米市場に投入を予定している新型SUVを示唆したコンセプトカーとなる。

フォルクスワーゲンは、「クロスクーペGTの市販版の生産は、米国テネシー州のチャタヌーガ工場で行う。車台は、最新のMQBがベース」とコメントしている。

《森脇稔》

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