マレーシア最低賃金見直し、2月にも発表か

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(参考画像)
マレーシア(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

高所得国家を目指し2013年1月1日に導入された最低賃金制度の見直しについて、産業界から様々な意見が出ている模様だが、政府は早くて2月にも新たな最低賃金額を発表する模様だ。

最低賃金は半島部で900リンギ、サバ・サラワク州、及びラブアンで800リンギ。2年ごとに見直すことが決められている。

情報筋によると、産業界は最低賃金制度のフィードバックを政府に提出しており、マレーシア経営者連盟(MEF)は、現状維持を求めている。一方で、マレーシア労働組合会議(MTUC)は1,200リンギに引き上げを求めており、半島部とサバ・サラワク州において金額を統一すべきとの見解を示しているという。政府は1,000リンギに引き上げることを提案しており、決定次第リチャード・リオット人的資源相が発表すると見込まれている。

MTUCは、物価が上昇していることから、少なくとも6%引き上げるべきとの見解を示していた。一方でMEFのシャムスディン・バルダン専務理事は、原油価格が下落するなど経済状況が停滞していることから、引き上げはすべきではないとの見解を示した。
(ザ・スター、1月20日)

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  5. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  6. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  7. BYDの軽EV『ラッコ』をどう売っていくのか? 日本専用開発のねらいを東福寺社長に聞いた
  8. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  9. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  10. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る