マレーシア財政赤字目標を3.2%に引き上げ=ナジブ首相

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

20日に2015年度財政補正予算案を発表したナジブ・ラザク首相は、財政赤字目標を当初の国内総生産(GDP)比3.0%から3.2%に引き上げた。

昨年10月の予算案発表の際には、2014年の財政赤字比率を3.5%と予想していた。

原油安による歳入減を受けたもので、補正予算では開発支出を据え置いた上で、経常支出を55億リンギ削減するとしている。今年の原油価格については1バレル=50米ドルに予想を引き下げた。

ナジブ首相はまた、今年のGDP成長予想を先の5.0-6.0%から4.5-5.5%に下方修正した。第11次マレーシア計画(11MP、対象期間:2016-2020年)については、5月に詳細を発表する。

ナジブ首相は、1997-1998年のアジア通貨危機や2009年のリーマン・ショックの様な危機にあるわけではないとした上で、アジア通貨危機の際のような景気刺激策をとる必要があると言明。しかし経常収支は黒字を維持していると強調した。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  6. VW、自信を取り戻した欧州の巨人…IAAモビリティ2025
  7. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  8. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  9. トヨタ、新プロジェクト予告…センチュリーやダイハツなど5ブランドが参画
  10. まずは街で最適解を出す! ダンパー減衰の基礎と“曲がる・止まる”が変わる実践チューニング~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る