日産片桐副社長「15年度の国内は基盤固めの年」

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日産自動車の片桐隆夫副社長
日産自動車の片桐隆夫副社長 全 1 枚 拡大写真

日産自動車の国内営業を担当する片桐隆夫副社長は1月23日に横浜市の本社で記者会見し、15年度の国内販売部門の取り組み方針などを説明した。新年度は新製品の投入が少ないため「16年度以降の飛躍に向けた“基盤固めの年”」と強調した。

15年度は年度初めに『エクストレイル』のハイブリッド車(HV)の投入などが計画されているものの「商品投入の限られた年であり、台数の伸長は厳しい年」(片桐副社長)と見ている。このため、販売店の改装の加速や女性を中心とした営業要員の拡充など、販売ネットワーク体制の強化に重点的に取り組む計画だ。

商品面では新モデルが少ないものの、安全技術である自動ブレーキを15年度中には電気自動車(EV)や商用車などすべてのカテゴリーに展開していく。これにより「技術やブランドの認知拡大につなげたい」(同)考えだ。

日産は16年度からは量販型の新モデル投入や主力車の改良、EVのモデル刷新などに取り組んでいく方針であり、15年度はそこにつなげるため、営業体制の強化などを重視していく。片桐副社長は15年度の国内販売計画台数については策定中とし、5月ごろに公表する予定という。

《池原照雄》

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