トヨタ 86 にラリーレーサー、「R3」の最終スペック公表…2.0ボクサーは238hp

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ GT86 CS-R3
トヨタ GT86 CS-R3 全 1 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置くトヨタモータースポーツGmbH(TMG)は2015年1月23日、『GT86 CS-R3』の最終スペックを公表した。

同車は、トヨタ『GT86』(日本名:トヨタ『86』)をベースに開発されたFIA(国際自動車連盟)「R3」レギュレーションを満たすラリーカー。2014年8月には、プロトタイプ車がドイツで開催されたWRC(世界ラリー選手権)第9戦において、デモ走行を披露している。

今回、TMGが発表したのは、GT86 CS-R3の最終スペック。FA20型・直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンは、最大出力が238hpへ、38hp引き上げられた。最大トルクは23.4kgm/6800rpm。

トランスミッションは6速シーケンシャルで、LSDを装備。サスペンションとブレーキも、レギュレーションの範囲内でラリー用に強化される。室内には、FIAの安全基準を満たすロールケージを組み込む。快適装備を省くなどして、軽量化を実施。車両重量は1080kgで、市販車に対して、およそ200kgの軽い。

TMGはGT86 CS-R3を2015年5月から、WRCを含めた国内外のラリー関係者に販売する計画。実戦デビューは7月を予定。ドイツでのベース価格は、キット状態で7万9000ユーロ(約1035万円)と公表されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る