2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15。米国の自動車大手、フォードモーターの高級車ブランド、リンカーンの主役は新型『MKX』が務めた。
MKXは、リンカーンブランドの中型ラグジュアリークロスオーバー。2006年1月のデトロイトモーターショーでデビューを飾った。2011年4月には、日本市場にも導入。フォードブランドの主力クロスオーバー車、『エッジ』と、基本メカニズムを共用している。
新型MKXのエンジンは、3.7リットルV型6気筒ガソリン自然吸気が標準。最大出力300hp、最大トルク38.7kgmを発生する。オプションで、2.7リットルV型6気筒ツインターボ「エコブースト」を用意。最大出力330hp以上、最大トルク51.2kgm以上を引き出す。
トランスミッションは、両ユニットともに、6速AT。駆動方式はFFが基本で、4WDはオプション。新型リンカーンMKXは2015年秋、米国市場で発売。その後、中国、カナダ、中東、メキシコ、韓国など、世界市場へ投入されるグローバル車となる。
リンカーンが強調するのは、「史上最高のMKX」という点。リンカーンによると、新型は最もパワフルでハンドリング性能に優れ、静粛性の高いMKXになるという。
デトロイトモーターショー15のプレスカンファレンスに登壇したリンカーンブランドのKumar Galhotra社長は、「技術革新を通して、高級車を洗練させることを重視してきた。新型MKXは、この取り組みの成果」と語っている。