ジャパンディスプレイ、車載用ディスプレイのモジュール生産能力を増強…月産45万台に

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生産能力を増強するジャパンディスプレイ台湾子会社のモジュール組立ライン
生産能力を増強するジャパンディスプレイ台湾子会社のモジュール組立ライン 全 1 枚 拡大写真

ジャパンディスプレイは、台湾子会社の高雄晶傑達光電科技(KOE)の車載用ディスプレイのモジュール組立の生産能力を2016年度末までに、現在の月産18万台から月産45万台に大幅増強すると発表した。

KOEは、モジュール組立用の新しい設備を導入し、2015年5月から段階的に7型以上の中型車載用ディスプレイの生産能力を増強していく。中型車載用ディスプレイは、4型前後の小型車載用ディスプレイに比べて搭載部品点数が多くなるが、多品種生産に対応可能な自動組立ラインとすることで、高効率生産ラインを構築する。

自動車のドライバーアシストや、ネットワーク化といった電子化の拡大に伴って、自動車に搭載されるディスプレイ数は増加傾向にある。同社では、車載ビジネスを強化するため、車載関連部門の鳥取工場への集約や、米国顧客サポート強化を目的としたデトロイトオフィス設立、異形状や曲面などのデザイン重視のディスプレイをはじめとした最新技術搭載品の提案などを進めてきた。

この結果、2016年度には車載事業の売上げ比率が2013年度比の約1.5倍規模にまで拡大する見込み。同社では、2018年度には、2013年度比2倍以上に引き上げることを目指しており、今回、車載事業を強化するために後工程を拡充する。

KOEは、同社グループの販売する7型以上の中型車載用ディスプレイモジュールのうち、2割弱を生産している。生産能力の増強後は、グループで3分の1以上を占めることになり、中国に続く第2の生産規模となる。

《レスポンス編集部》

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