メルセデス Rクラス、AMゼネラル に生産委託へ…軍用車 ハンヴィー の製造元

自動車 ビジネス 企業動向
メルセデスベンツRクラス
メルセデスベンツRクラス 全 3 枚 拡大写真
ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツのMPV、『Rクラス』(現在は日本未導入)。同車の生産が将来、軍用車の『ハンヴィー』の製造元に委託されることが決まった。

これは2015年1月27日、メルセデスベンツが明らかにしたもの。同社は、「AMゼネラル社に将来、Rクラスの生産を委託する」と発表している。

AMゼネラル社といえば、軍用車、ハンヴィーの製造元として有名。1992年、当時GM傘下だったAMゼネラル社は、軍用車のハンヴィーの民生用車両として、ハマー『H1』を発売。俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏も、熱心なH1のファンとして知られた。

ところが2006年夏、GMはH1の生産を中止。原油価格の高騰を受け、燃費が4km/リットル台のH1の販売が、極端に落ち込んだのが理由。しかし、軍用車のハンヴィーは、AMゼネラル社で継続生産されている。

メルセデスベンツが、AMゼネラル社にRクラスの生産を委託するのは、米国工場におけるSUVの生産能力を増やすのが目的。メルセデスベンツのアラバマ州タスカルーサ工場から、AMゼネラルのインディアナ工場にRクラスの生産を移管することで、余った生産能力をSUVの増産に振り向ける。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る