米運輸省、自動ブレーキの装着を推奨…新車評価プログラムに導入へ

自動車 ビジネス 海外マーケット
メルセデスベンツCクラスのIIHS前面衝突回避性能テスト
メルセデスベンツCクラスのIIHS前面衝突回避性能テスト 全 2 枚 拡大写真

日本国内では、安全装備のひとつとして標準採用の動きが進む自動ブレーキ。米国では、政府が自動ブレーキの装着を推奨する動きに出た。

【画像全2枚】

これは2015年1月22日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。NHTSAは、「自動車の先進装備の一つとして、自動ブレーキの装着を推奨する」と発表している。

NHTSAが推奨するのは、2種類の自動ブレーキ。CIB(事故回避ブレーキ)と、DBS(ダイナミック・ブレーキ・サポート)。これら2種類の自動ブレーキの有無を、近い将来、衝突安全性を含めた新車評価プログラム(NCAP)に導入する計画。

NHTSAによると、2013年に米国で起きた事故(警察届け出分)のおよそ3分の1が、追突事故。加害者の多くが、全くブレーキ操作を行わないか、または不充分なブレーキ操作で、追突事故を起こしていたという。そのため、自動ブレーキの装着で、追突事故を減らす効果が増すと見込む。

NHTSAのアンソニー・フォックス長官は、「自動車業界全体が、安全性の基準を引き上げることに、引き続き努めることを望む」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  2. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  5. 9000万円の「R34 GT-R」をHKSが販売!?「東京オートサロン香港」でHKSが初披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る