TDK、一般用と車載用の積層型リード付コンデンサを開発…ハロゲンフリー対応

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積層型リード付コンデンサ
積層型リード付コンデンサ 全 1 枚 拡大写真

TDKは、ハロゲンフリー対応の積層型リード付コンデンサの一般用FGシリーズと車載用FAシリーズを開発。4月より量産開始する。

近年、自動車の安全性や快適性の向上が進む中で、搭載される小型モータの数は1台に100個以上となっている。これらの小型モータのノイズ対策では、積層型リード付コンデンサが溶接やかしめ等の方法で広く活用されている。

同社は環境負荷が少なく、ライフサイクルに配慮した製品の開発を推進。積層型リード付きコンデンサの外装樹脂部に難燃化剤として含まれていたハロゲンを使わない製品を開発し、同製品のラインアップを充実させた。

一般用FGシリーズは、定格電圧範囲が6.3V~630V、静電容量範囲は1pF~100μF。車載用FAシリーズは定格電圧範囲が25V~630V、静電容量範囲は100pF~22μFを実現。また、車載用FAシリーズは、AEC-Q200に準拠するとともに、NPO特性とX8R特性それぞれで150度高温保証製品を幅広くラインアップした。

同製品の用途として、車載用各種モータのノイズ対策以外にはキーレスエントリーなどの共振回路、スイッチング電源などのバイパスコンデンサ、平滑コンデンサ、スナバ回路やPFC入力フィルタなどがある。

価格は個別に対応する。

《成瀬雄太@DAYS》

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