政策金利は年央まで据え置き=MIER リンギ安で輸出競争力向上

エマージング・マーケット 東南アジア

シンクタンクのマレーシア経済研究所(MIER)は2015年半ばまでは政策金利の翌日物政策金利(OPR)が3.25%で据え置かれるとの見通しを明らかにした。

中央銀行バンク・ネガラは28日に定例金融政策会合(MPC)を開催し、OPRを3.25%で据え置く ことを決めた。

MIERのザカリア・アブドル・ラシド専務理事は、通貨リンギは今年1米ドル=3.50リンギ程度で推移すると予想。リンギ安の影響で輸出競争力は向上し、外国からの観光客数は増えるなど短期的には良い影響があると述べた。一方で、輸入コストの上昇や国内の物価上昇に繋がることも懸念されるとした。

インフレは対処可能な範囲となり、金融政策は緩和スタンスが続くと見られることから緩やかな経済成長となると指摘した。また、4月の物品・サービス税(GST)導入やリンギ安などコスト上昇の要因があることから、インフレは緩やかに進むと予想した。

千田真理子

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