ZMPは1月29日、スイス・ロボットベンチャー K-Team製の最新小型自律移動ロボット「Khepera IV(ケペラフォー)」の販売を開始した。
Kheperaは、移動ロボットによる高度な実験を省スペースで効率よく行うことができ、複数のロボットによる群走行や協調動作、また、人工知能といった分野での研究に広く用いられている。今回発売するKhepera IVは、その最新モデルだ。
前モデルKhepera IIIではオプションとなっていた、カメラや無線通信機能を標準で搭載するほか、プロセッサの性能も大幅に向上した。直径140mmのコンパクトなボディに、カメラ、12個の赤外線センサ、5個の超音波センサを搭載。移動機構は独立二輪駆動方式を採用し、4~7時間の長時間実験に対応する。
また、レーザレンジファインダーや屋内位置計測システム、グリッパなどのオプションも搭載でき、自律走行、軌道計画、ナビゲーション、交通シミュレーション、群走行、協調動作、人工知能など、幅広い実験に使用できる。
価格は、40万円(税別)から。