西武・練馬高野台駅の発車メロディを子ども達が作曲「夢がかなった」

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西武・練馬高野台駅の発車メロディを子ども達が作曲
西武・練馬高野台駅の発車メロディを子ども達が作曲 全 7 枚 拡大写真

西武鉄道は31日の正午より、西武池袋線・練馬高野台駅の発車メロディを変更した。「自分で作った発車メロディを駅で流したい」という子ども達の夢をかなえた新しい発車メロディとともに、12時01分、下り線・西武球場前行きの列車が発車した。

今回の取り組みは、2014年夏に開催された西武グループの「こども応援プロジェクト」の中で、子ども達の夢を募集したところ、発車メロディを駅で流したいという夢が複数あったことから実現したもの。今回、練馬高野台駅の上下線、それぞれの発車メロディを2人の小学生が作曲した。またサポーターに、カシオペアのキーボーディストとして知られ、数々の発車メロディに関わってきた音楽プロデューサーの向谷実さんを迎えた。

上り線を担当したのは、石原卓蒔(いしはら・たくま)くんで、タイトルは「たのしい場所」。これから楽しい場所に向かうんだというワクワク感を表現した。下り線を担当したのは千葉慎之介(ちば・しんのすけ)くんで、タイトルは「きれいな川」。駅のすぐ近くを流れる石神井川に浮かぶ鴨たちの楽しげな様子を曲にしたという。

発表イベントに出席した卓蒔くんは、「大好きな西武の駅で、僕の作った曲が流れるのはびっくりだし、ほんとうに嬉しいです。今日からたくさんの人たちが、僕と慎之介くんが作った曲を聞いてくれるというのも嬉しいです」としっかりコメントした。

またプロデュースした向谷さんも、「ふたりが本当に良い曲を書いてくれて、この駅にふさわしいものができたと思っています」とコメント。さらに発車メロディを作曲する上での向谷さんならではのこだわりも披露。「上りと下りがありますが、それぞれ雰囲気があるんです。中間駅ということもあって、上りは通勤で大勢が使う前提としてアレンジしています。通勤をイメージすると3拍子にすることが多いのですが、3拍子は落ち着きにくいんですね。西武鉄道側としては、“早く乗ってほしい!”という思いを表現しています(笑)。下りは、帰る時のイメージで、落ち着いて聴いてもらえる4拍子にしているんです」(向谷さん)

この2つの発車メロディを聴くことができるのは、練馬高野台駅だけ。この日の発表イベントには報道陣だけでなく、誰よりも早く新しいメロディを聴こうと一般の鉄道ファン・西武鉄道ファンたちもマイクやカメラを持って駆けつけていた。

《宮崎壮人》

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