【JAL 整備の現場】定速駆動機構を組み込んだ発電機をバラす[フォトレポート]

航空 企業動向
定速駆動機構(CSD、constant speed drive)が装備された発電機(B767のIDG:Integrated Drive Generator)
定速駆動機構(CSD、constant speed drive)が装備された発電機(B767のIDG:Integrated Drive Generator) 全 40 枚 拡大写真

JALエンジニアリングの松澤大輔さんは、B767に積まれる発電機(IDG)を前に「刻々と変化するエンジン回転数に対し、一定のスピードで回るIDG(Integrated Drive Generator)の定速駆動機構部分の整備が繊細で時間がかかる」と話していた。

旅客機の電子機器、制御装置、客室サービスなどで使用される電力は、エンジン1発に1台付く発電機で生み出される。発電機のなかでも、定速駆動機構(CSD、constant speed drive)が装備されたIDG(Integrated Drive Generator)は、常に一定の電力(115V 400Hzなど)を発生。B767に付くIDGは90kVAという高い電気エネルギーを生む。「部品点数も多く細かい作業になる」(松澤さん)という。

松澤さんが所属する油圧課では、数百種類の部品で構成されたIDGをバラし、目視や計測器で点検。回転系で磨耗する部分をモニター・分析することで不具合を未然に防止しているという。

(松澤大輔さん…JALエンジニアリング(2004入社)部品サービスセンター メカトロニクス整備部 油圧課)

《レスポンス編集部》

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