宇部興産、リチウムイオン二次電池用チタン酸リチウム事業に参入…2016年に事業化

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リチウムイオン二次電池の負極材料に使われるチタン酸リチウムの写真
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宇部興産は、リチウムイオン二次電池の負極材料に使われるチタン酸リチウム(LTO)事業に参入すると発表した。今後開発を加速し、2016年度の事業化を目指す。

宇部興産では、1989年から電子部品材料に使われるバリウムフェライト粉末やチタン酸バリウム粉末、誘電体フィルターなどの電子部品を事業化してきた。また、リチウムイオン二次電池用電解液やセパレーターも1990年代から事業化している。

これら無機材料技術に、電池材料分野で培ってきた技術開発力や、材料評価技術を融合し、リチウムイオン二次電池用負極材料へ応用展開するため、先端エナジーマテリアル開発センター(宇部市)でLTOの研究開発に、2013年から取り組んでいる。

今回、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「2014年度戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の助成事業に採択されたことを機に、プロセス技術の高度化に着手。電池性能向上を目指した開発を加速し、早期にLTOの量産技術確立と事業化を目指す。

《レスポンス編集部》

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