【ハーレーダビッドソン ストリート750 発表】あえて多用の“鉄パーツ”、愛着の持てる1台に

モーターサイクル 新型車
ハーレーダビッドソン Dais Nagao氏
ハーレーダビッドソン Dais Nagao氏 全 14 枚 拡大写真

現在来日中の Dais Nagao 氏は、ハーレーダビッドソン(本社:アメリカ・ミルウォーキー)の開発チーム・デザイン担当だが、彼の話によると、『STREET750(ストリート750)』の素材へのこだわりは開発段階からあったという。

「ターゲットを若年層とアーバンライダーとした今回のストリート750は、軽量であることは絶対条件でしたが、あえて車体の各部に“鉄”のパーツを多用しました」とNagao氏はいう。

続けて「樹脂パーツを用いた方が、軽さという面では利点がありますが、ユーザーに長く乗っていただくことを考えると、鉄が少しずつやれていくのも楽しんでいただきたいと思いました」(Nagao 氏)

樹脂、鉄ともに経年による劣化、さらに普段使いによる傷つきなどは避けられないもの。しかし、鉄の場合はそれさえも利点になる。Nagao氏は「磨くのも楽しみのうちのひとつですし、傷がついてへこんでしまったり、サビが出たりも、オーナーにとっては愛着が湧くものでしょう。これまでのハーレーダビッドソンがそうだったように、そういった乗り込むほどに“味”が出るようなモーターサイクルにしたかったのです」と語る。

つまり、ビギナーへのエントリーモデルとしての役割も担うストリート750だが、ハーレーダビッドソンである以上、従来のモデル同様、長く付き合える相棒としていつまでも乗れるよう設計されたということだ。

実車を前にすると、“鉄馬”とも言われるハーレーダビッドソンらしさが押し出されている。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る