イード、EV利用実態調査報告書を発表…リーフの実電費を多角的に分析

エコカー EV
日産リーフ(参考画像)
日産リーフ(参考画像) 全 6 枚 拡大写真

イードは、OBD IIから取得した全国の電気自動車(EV)ビッグデータ解析による利用実態調査報告書「e電費レポート2014-2015」を発表した。

同レポートは、燃費管理サービス「e燃費」および自動車総合ニュースサイト「レスポンス」で募集した、日産リーフオーナー43名の協力による、EV利用実態調査報告書だ。2014年9月4日から12月9日の期間、車両OBD II端子に通信端末を接続してもらい、バッテリー残量や電力回生量など、十数項目にわたるリアルタイムな走行データや電流ログ情報を収集。そのデータを元に、EVの電費について多角的に分析した。

それによると、前期型/後期型別では、前期型の平均電費が後期型を上回った。カタログ値(フル充電時の走行可能距離÷バッテリー容量)への達成率においても、前期型は107.8%、後期型は89.6%と高水準だった。

平均車速別の平均電費は10km/h未満が最も悪く、35~40km/h未満で最も良くなり、それ以上の速度になるにつれて悪くなる傾向にある。また、急発進の回数が多くなるにつれて電費は悪くなることなどがわかった。

そのほか、地域別では四国が最も良く、東海が最も悪い、年代別では30代が最も良く、50代が最も悪い、時期別では9月が最も良く、12月が最も悪いなど、さまざまな分析レポートが掲載されている。

イードでは、e電費レポートの調査結果概要および調査票をまとめたサマリー版を無償で提供。また、RAWデータ/詳細報告書(約3300サンプル/約50ページ)のフルパッケージ版は50万円(税別)で販売する。

なお、次回調査実施は2015年9月を予定している。

リリース:『e電費レポート2014-2015』を発表
OBD IIから取得した全国の電気自動車ビッグデータ解析による利用実態調査報告書(e電費レポート)を発表

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る