トヨタ車体、スギ間伐材を活用した難燃性射出材料を開発

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左からスギ微細繊維、TABWD/タブウッド、ワイヤーハーネスプロテクター
左からスギ微細繊維、TABWD/タブウッド、ワイヤーハーネスプロテクター 全 1 枚 拡大写真

トヨタ車体は、スギ間伐材を強化繊維として利用し、熱可塑性樹脂と組み合わせた難燃性射出材料「TABWD/タブウッド」を開発。トヨタの新型『アルファード/ヴェルファイア』ハイブリッド車向けのワイヤーハーネスプロテクターとして採用された。

通常の自動車用樹脂部品は、熱可塑性樹脂の強度や耐熱性を高めるためにガラス繊維や鉱物の粉を添加しているが、同社は2013年に、添加物をスギ間伐材の繊維に置き換えることに成功。これまでランドクルーザー(200 系)やエスティマハイブリッドなどのフォグランプブラケットに採用されてきた。

今回は、従来の強度や耐熱性といった特性に加え、難燃性を付与させることで、高温になるエンジン周辺のワイヤーハーネスプロテクターへの採用が可能となった。また、軽量で強度が高い木材の特徴を活かし、既存の射出材料に比べて10%の軽量化も実現した。

《纐纈敏也@DAYS》

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