日本外航客船協会は、会員のクルーズ会社が運航する日本籍クルーズ客船3隻の、2014年(1-12月)の国内港湾への寄港回数調査結果をまとめた。
合計寄港回数は、「飛鳥II」による「世界一周クルーズ」と「アジアグランドクルーズ」「ぱしふぃっくびいなす」による「びいなすアイランドクルーズ-憧れのタヒチ・ハワイ・ブルーラグーン-」などの海外ロングクルーズが、前年の578回から4回減の574回となった。
寄港回数が最も多かった港は、98回を記録した横浜港で、前年と比して17回減少したものの、12年連続トップだった。2位は神戸港の66回で前年比9回減、3位が名古屋港の27回で同2回増となった。
4位は九州クルーズ基点港である博多港の16回で同2回減、5位が二見港(父島)の15回で同5回減。
6位は、目的地(寄港地)型の港としては屋久島の宮之浦港が、世界自然遺産である小笠原・二見港に次ぐ6位で13回だった。沖縄クルーズの拠点港でもある那覇港が8位で、離島人気を裏付ける結果となった。
このほか、北海道クルーズの拠点港でもある小樽港が10回、世界文化遺産に登録された富士山の絶景が楽しめる清水港が函館港、仙台塩釜港と並んで9回、祭りクルーズで人気の青森港と日本海側の拠点港の舞鶴港が8回となった。