いすゞ第3四半期決算、川原常務「意志のある増収減益と考えている」

自動車 ビジネス 企業動向
いすゞ自動車 川原誠 取締役常務執行役員
いすゞ自動車 川原誠 取締役常務執行役員 全 5 枚 拡大写真

いすゞ自動車が2月6日に発表した2015年3月期第3四半期(4-12月期)連結決算は、タイ以外での販売が好調に推移して売上高が過去最高を更新する一方で、営業利益は将来の成長に向けた費用が先行したことなどにより前年同期に比べ7.5%の減益となった。

いすゞの川原誠取締役常務執行役員は同日都内で開いた決算説明会で「国内販売が増加したことに加えて、商業車の日本からの輸出、ピックアップトラックを代表とするLCVのタイからの輸出が大幅に拡大した結果、第3四半期の3か月および第3四半期累計9か月ともに過去最高の売上高を更新することができた」と分析。

その上で「我々は今期、将来に向けた成長戦略費用をかけていくと期初からいってきたが、結果として9か月累計では増収減益になっているが、これは意志のある増収減益であると考えている」と強調した。

一方、通期見通しに関しては「市場環境は我々の重要な市場であるタイにおいて予想以上に市況の回復が遅れており、現在のところ回復の兆しがみえていないということで今期のタイの販売は計画に対しては下振れる」としながらも、「日本からの商用車の輸出、それからタイからのLCVの輸出ともに順調に推移している」として従来予想を据え置いた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る