ハーレーダビッドソンジャパンは、新型クルーザー『ストリート750』を2月27日に発売する。同車は車体とパワートレインを新設計し、ビギナーやリターンライダー、30代前半以下の若者をメインターゲットに捉えたエントリーモデルだ。そのディティールを写真で紹介する。
ハーレーダビッドソンデザイナーのDais Nagao氏によると、「街中で映える」という、ストリート750に課されたデザインテーマを“スピードライン”という手法で体現した。
ハーレーのバイクは、マフラーやテールエンドが路面と水平、またエンドに向かって下がっていくデザインが多い。しかしストリート750では、それをあえてテールに向かって上げるデザインとし、アグレッシブさを表現。それを“スピードライン”と呼称している。
ストリート750のボディサイズは、全長2225×全幅820×全高1060mmで最低地上高は145mm、ホイールベースは1535mmで、車両重量は230kgとなっている。
新設計されたエンジンもトピック。最大トルク58Nm/3750rpmを発生する749cc水冷V型2気筒エンジンは、OHC方式を採用(ハーレーの空冷VツインエンジンはOHVが主流)。6速トランスミッションを組み合わせ、ベルトドライブで後輪にトルクを伝える。扱いやすさやエンジンレスポンスなど高め、車両重量と相まって、ストップ&ゴーや合流などが多い市街地での機動性を高めた。