三菱 ミラージュ 1.2リットル 登場…プラス0.2Lの余裕と、足回り刷新で走り進化[写真蔵]

自動車 ニューモデル 新型車
三菱 ミラージュ 1.2G
三菱 ミラージュ 1.2G 全 31 枚 拡大写真

三菱自動車のコンパクトハッチバック『ミラージュ』が2014年12月に刷新した。注目は、上級グレードとなる1.2リットルモデルの追加だ。軽量コンパクトな取り回しの良さはそのままに、「もう少し出足がよければ…」というユーザーの声に応えた、待望のモデルである。

ミラージュは、「低燃費、低価格、コンパクト」をコンセプトに、ひとりでも多くのユーザーに使ってもらえる普遍的なクルマを目指し開発された。1.0リットルモデルはJC08モード燃費27.2km/リットルと、ガソリン車トップクラスを達成している。先代に位置づけられるかつての『コルト』比で約150kgもの軽量化を施し、860kg(Sグレード)という軽自動車並の軽さと、最小回転半径4.4mという取り回しの良さが魅力だ。

しかし発売後、ユーザーからは低燃費を維持しつつゆとりある動力性能が欲しい、もう少しデザインに特徴が欲しいといった要望があった。今回の仕様変更はこれに応えるものだ。

新たに追加された「1.2G」は、1.0リットルエンジンの上級グレード「G」をベースに、最高出力78ps、最大トルク100Nmを発揮する1.2リットル3気筒MIVECエンジンを搭載した。最高トルクの発生回転数を下げ、低回転域からでも力強い機敏な走行をおこなうことができる。1.2リットルエンジンの搭載でも重量を890kgに抑えた、軽量ボディが走りにも活きてくる。

アイドリングストップ機能も採用し、25km/リットルの低燃費も維持した。

そしてあまり大々的に謳われていないが、走行性能を大幅に高めている改良点は「フロントスタビライザー」の新採用だ。低扁平でグリップの向上した15インチタイヤの装着に合わせ、フロントロアアーム間にスタビライザーを装着。これにより操舵応答性、高速安定性、さらに旋回限界性を大幅に向上している。その違いは、交差点や市街地の緩いカーブなど、日常のあらゆるシーンでも体感できるほど大きなものとなっている。

この他、1.2Gにはフロントフォグランプ、サイドターンランプ付ドアミラー、可倒式ショートアンテナ、本革巻きステアリング&シフトノブ、ピアノブラック調のパワーウインドウスイッチ、シフトパネルを装備し、質感を高めている。

価格は144万5040円。

《宮崎壮人》

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