群馬大学などの研究グループ、リチウムイオン二次電池の電子軌道の正体を解明

エコカー EV
日産・リーフ リチウムイオンバッテリー(参考画像)
日産・リーフ リチウムイオンバッテリー(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

群馬大学、京都大学、高輝度光科学研究センター、科学技術振興機構は、大型放射光施設SPring-8の高輝度・高エネルギーの放射光X線を使ってマンガン酸リチウムにおけるリチウムイオン二次電池の電池電極反応に寄与する電子軌道の正体を解明した。

研究グループは、SPring-8・ビームラインBL08Wの高輝度・高エネルギーX線を利用してコンプトン散乱測定によりリチウムイオン挿入におけるマンガン酸リチウムの電子運動量分布(コンプトンプロファイル)の変化を精密に測定し、第一原理計算と比較した。

この結果、リチウムイオンがマンガン酸母材に入ると、酸素の2p電子が増加する一方で、マンガン原子の価数はほとんど変化しないことを発見した。これは、マンガン酸リチウムの正極反応として一般的に考えられている「マンガン原子の価数が四価から三価へ変わる現象」は起きていないことを示している。

今回の研究成果は、電極反応メカニズムの詳細を明らかにするとともに、リチウムイオン二次電池の電極材料設計に新たな知見を与える可能性がある。

今回の研究成果は、近く米国科学誌「Physical Review Letters」のオンライン版に掲載される予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ステーションワゴンの常識を超えたレヴォーグ、BLUELOVEさんが作り上げた理想形…CARTUNE PickUpCars 2026
  2. 「こいつはカッコいい」タフ感マシマシの日産『キックス ROCK CREEK』が話題に!「相当売れるぞこのクルマ」
  3. 公道を走れるレーシングバイク、新型ドゥカティ『パニガーレ V4 R』国内発売 価格は555万円
  4. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  5. 懐かしの“角目4灯”でアメ車に変身?! 安心の上に自由を乗せて『ダムド ステップワゴン レゾネーター』と過ごす1日PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. LFPは規制面でも優位へ。2036年に向けた日本勢の針路…KPMGコンサルティング 轟木光氏[インタビュー]
  2. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  3. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  4. ボッシュ日本、2025年度の売上高4600億円で4年連続最高記録を更新…ADAS・SDV強化が成長を牽引
  5. 次世代圧電材料向け、「多能性中間膜」の量産化をJSTが支援…Gaianixxが開発
ランキングをもっと見る