豊田自動織機は、カーエアコンの心臓部であるコンプレッサーの国内累計生産台数が3億台を突破したと発表した。
同社が1960年1月に、刈谷工場でカーエアコン用コンプレッサー初号機を生産してから55年目で3億台を達成した。
豊田自動織機は現在、車内外の温度やエンジンの状況に応じて冷房能力を制御し省燃費効果の高い可変容量型をはじめ、小型軽量で耐久性の高い固定容量型、ハイブリッド車・電気自動車用の電動コンプレッサーまで幅広く生産しており、世界シェアは40%を超えている。
2014年度は、主力機種の斜板式外部可変コンプレッサーを中心に増産しており、グローバルでの生産台数は過去最高の3000万台となる見込み。
同社は今後も、軽自動車から大型車、エンジン車からハイブリッド車・電気自動車まで、多様なニーズに合わせ、省燃費、静粛性向上、小型軽量化に取り組むとしている。