ウェザーニューズ、超小型独自衛星「WNISAT-1」による地磁気データを公開

宇宙 テクノロジー
地磁気データ公開サイ 「0」を通常(乱れのない状態)とし、上下にグラフがぶれるほど地磁気の乱れが大きいことを示している
地磁気データ公開サイ 「0」を通常(乱れのない状態)とし、上下にグラフがぶれるほど地磁気の乱れが大きいことを示している 全 1 枚 拡大写真

ウェザーニューズは、同社が2013年11月に打ち上げた超小型独自衛星「WNISAT-1」によって観測された地磁気データをインターネットサイトで公開した。

同社の衛星を運用する「スペース・ビークル・オペレーション・センター」では「WNISAT-1」の地磁気データをモニタリングし、磁気変動(磁気嵐)を監視している。今回、昨夏から観測してきた地磁気データを公開した。

サイトでは、「WNISAT-1」により観測された地磁気データとIGRF(国際標準地球磁場)モデルとの差分を調整し、ウェザーニューズ独自のインデックスとして表示。通常時を「0」とし、値が「0」から離れれば離れるほど地磁気の乱れが大きいことを示す。

磁気嵐は、太陽フレアに伴って放出される太陽プラズマが地球に向かって吹き付けられることにより、地磁気が通常の状態から激しく変動する現象で、通信機器障害を引き起こすほか、北極など高緯度地域では、航空機や船舶の安全運航に影響を及ぼす恐れがある。

同社は今後、「WNISAT-1」の観測データから磁気嵐発生時の地磁気の乱れをモニタリングすることにより、実際に磁気嵐が発生していたかや、地磁気への影響の大きさを検証し、航空機の安全運航を支援する。また、航空機に加え、通信インフラへの影響軽減や船舶の運航支援での活用なども検討する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  3. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  4. 4WDマニア集団の本気ホイール! 4x4エンジニアリング「ブラッドレーフォージド匠」20インチで輸入車SUVが唯一無二の存在感を纏うPR
  5. 【スズキ GSX250R 試乗】ハンドリングは「小さなハヤブサ」!? 250ccらしからぬ独自の存在感…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る