筑豊電鉄「nimoca」は3月14日から…「おとなり割引」サービス導入

鉄道 企業動向
筑豊電鉄は3月14日からICカード「nimoca」を導入。オリジナルデザインのカードも発売される。
筑豊電鉄は3月14日からICカード「nimoca」を導入。オリジナルデザインのカードも発売される。 全 2 枚 拡大写真

筑豊電気鉄道は2月13日、ICカード乗車券「nimoca」のサービス開始日を3月14日に決めたと発表した。同時にICカード利用の場合、隣の駅までの運賃を割り引く「おとなり割引」サービスを導入するほか、一部区間の定期運賃を引き下げる。

nimocaは西日本鉄道(西鉄)グループが展開している交通系ICカード。西鉄子会社のニモカが運営しており、西鉄の鉄道路線や西鉄バス、西鉄グループのバスなどで利用できるほか、全国相互利用サービスにも対応している。筑豊電鉄は2014年末、nimocaを2015年3月から導入することを発表していた。

ICカードの導入に伴い、現在発売している紙の定期券や回数券は販売を終了し、定期券についてはnimoca搭載型に切り替える。回数券については代替サービスとして、乗車の際のICカード利用金額に応じてポイントがたまる制度を導入する。

「おとなり割引」は、隣の駅まで120円で利用できる紙の回数券「おとなりきっぷ」の廃止にあわせて導入するサービス。通常は180円・200円となっている隣接駅間の運賃を、ICカード利用の場合は120円に割り引く。基本的には隣接駅間の利用の場合に適用されるが、2駅間の黒崎駅前~熊西間と楠橋~木屋瀬間にも適用する。また、「おとなりきっぷ」では対応していなかった小児運賃や障がい者の割引にも対応するほか、nimoca定期券で1駅乗り越して乗車した場合にも割引を適用する。

定期券については、通勤・通学定期ともに180円区間・200円区間の運賃を引き下げる。例えば180円区間の通勤1カ月定期の場合、現在は8390円のところが7120円となる。また、現在は利用区間に黒崎駅前駅か西黒崎駅を含むかどうかで異なっている運賃を、安い方の運賃に統一する。あわせて、現在は発売していない通学6カ月定期の発売も始める。

このほか、nimoca導入に合わせて筑豊電鉄オリジナルデザインのカードも1万枚限定で発売する。現在の主力車両である3000形と、今年春に導入される新型車両の5000形をデザインしており、発売額は2000円。筑豊電鉄の定期券売り場5カ所と楠橋電車営業所、西鉄バスの定期券売り場(黒崎・砂津・中央町)と電車内で販売するが、発売開始日の3月14日は土曜日のため、楠橋電車営業所と西鉄バス定期券売り場3カ所のみの販売となる。電車内では3月16日から販売する。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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