積水化成品工業、「ピオセラン」がトヨタ MIRAI の下肢部衝撃吸収材に採用

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下肢部衝撃吸収材の一例
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積水化成品工業は、ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体「ピオセラン」製の下肢部衝撃吸収材が、トヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI」に採用されたと発表した。

下肢部衝撃吸収材は乗員保護のため、運転席や助手席のカーペット下に用いられる安全部品で、事故の際、衝撃エネルギーを吸収する性能が求められる。

ポリスチレンとポリオレフィンの複合樹脂発泡体「ピオセラン」は、積水化成品独自のポリマーハイブリッド技術を採用、ポリオレフィンの緩衝性とポリスチレンの剛性の両方を備えている。今回、この特性を活かして、トヨタの要求品質に対応した製品の製造に成功したとしている。

トヨタ自動車では、これまでレクサス車や、「プリウス」、「クラウン」や「カムリ」など、多くの車種に下肢部衝撃吸収材を採用している。積水化成品は、顧客の要望に対応したプラスチックス素材開発を継続してきたことが、今回の採用に結びついたとしている。

今回の「MIRAI」への採用は、衝撃エネルギー吸収性能に加え、環境負荷を減らすための軽量化も考慮されたとしている。

《レスポンス編集部》

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