南海高野山駅のリニューアルが完了…2月22日に記念セレモニー

鉄道 企業動向
2月20日リニューアル工事が完了する高野山駅。開業当時の姿を再現した。
2月20日リニューアル工事が完了する高野山駅。開業当時の姿を再現した。 全 2 枚 拡大写真

南海電気鉄道は2月20日、鋼索線(高野山ケーブル)の山頂側にある高野山駅(和歌山県高野町)のリニューアル工事を完了させる。同社がこのほど発表した。2月22日には駅舎の2階部分をオープンし、同時に記念セレモニーを開催する。

高野山駅は1930年6月29日に開業。駅舎は開業当時のものが現在も使われており、国の登録文化財となっている。南海電鉄によると、「高野山開創1200年記念大法会」(4月2日~5月21日)にあわせて駅舎をリニューアルすることにし、2014年7月7日から工事に着手した。

駅舎は耐震補強を実施したほか、開業時の意匠を可能な限り復元。乗車券や特急券の販売窓口はオープンカウンター形式に改装した。2階は大幅に改装し、高野山の観光資源や南海電車などをパネルや映像で展示する「資料展示コーナー」を設置。トイレや休憩スペース、展望室なども整備して、休憩スペースとしても利用できるようにした。

記念セレモニーは2月22日の11時から、約1時間実施。開創1200年記念大法会のマスコットキャラクター「こうやくん」を1日駅長に任命し、駅舎のお披露目会などを行う予定だ。このほか、修行者などが身を清めるために用いる粉末「塗香(ずこう)」と高野山開創1200年の記念スタンプを、2月22日から5月21日まで改札外コンコースに設置する。

《草町義和》

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