【WRC 第2戦】VW開幕2連勝、雪のスウェーデンで1位と3位獲得

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WRC第2戦・ラリースウェーデン
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フォルクスワーゲンは、FIA世界ラリー選手権(WRC)の2015年シーズン第2戦「ラリー・スウェーデン」に市販車ベースの『ポロ R WRC』3台で参戦、セバスチャン・オジェが優勝。アンドレアス・ミケルセンが3位表彰台を獲得した。

2月12日から15日にかけて開催されたラリー・スウェーデンは、スウェーデン南西部のハグフォースを拠点とし、隣国ノルウェーにも足を延ばすラリー。全13戦のうち唯一のスノーラリーとして、スパイク(スタッド)が打ち込まれた専用タイヤで争われる。競技区間(SS)は21、SS距離308km、総走行距離1441.57kmで行われた。

12日夕方、カールスタッド市内でセレモニアルスタートを行った選手たちは、SS1を走行。2台同時スタートの特設コースで行われ、ヤリ‐マティ・ラトバラが3番手に入賞した。ミケルセンは5番手、オジェは7番手タイムでそれぞれ初日を終えた。

13日からは本格的な林道SSがスタート。VW勢はトップタイムを連発していたが、午後のSS9で首位のオジェと2番手のラトバラが相次いで大きくタイムロス。特にラトバラ選手は深い雪でスタックを喫してしまい、8分36秒5遅れのSS41番手タイムでフィニッシュ、総合23番手となり、上位入賞は難しくなった。オジェは総合4番手まで順位を落とした。

このアクシデントでラリーリーダーとなったのは、3番手にいたミケルセン。初優勝に向けミケルセンは、その後2日間にわたってライバルやオジェと僅差の激闘を繰り広げ、最終SSを前に総合首位に立っていた。3秒差で迫るのは、前年チャンピオンであり、チームメイトでもあるオジェ。最終SSを走り始めたミケルセンだったが、途中でスピンを喫してしまい、このSSでトップタイムを出したオジェから遅れること42.8秒でゴール。この瞬間、オジェの逆転勝利が決まった。

オジェはこれで自身26度目の勝利。一方のミケルセンは3位表彰台を獲得した。最終SSのパワーステージでトップタイムを出したオジェにはボーナス3点が加算。この結果、VWモータースポーツはマニュファクチャラーズ選手権ランキングで首位を守り、リードを広げた。

第3戦「ラリー・メキシコ」は3月5日から8日にメキシコ・グアナフアト州で開催される。

《纐纈敏也@DAYS》

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